先日はお七夜について書きましたが、今回はその次のイベント、「初宮参り」についてです。
私たちは戌の日にお詣りした赤坂日枝神社へ、初宮参りをしました。
「初宮参り」とは?
「初宮参り」とは生後1ヶ月頃のタイミングで神社に参拝に行くこと。
単に「お宮参り」とも呼ばれたりします。
出産が落ち着いたところで地域の氏神様のもとへお詣りして、新しい命の誕生をご報告し、健やかな成長を祈念します。
多くの場合は誕生日を1日目と数えて
男の子は31日目、
女の子は33日目
にお参りするものですが、地域によって様々な異なる慣習があるそうです。
そして現代は日程にさほど厳密ではなく、むしろママと赤ちゃんの体調や都合、気候などを考慮し、参拝者皆にとって無理のない日程で行うことが一般的です。
真夏や真冬を避け、気候が良くなるのを待って参拝することもしばしば。
正式には父方の祖父母とともにお詣りし、父方の祖母が赤ちゃんを抱っこするそう。
服装について、大人は和洋問わず正装、赤ちゃんはベビードレスに祝着(産着)という着物をかけます。
初宮参り当日にすること
一般的な当日の流れは以下の通りです。
①お詣り
まずはメインイベントであるお詣り。
一般的な神社参拝と同様、お賽銭を入れて鈴を鳴らし、「二礼、二拍、一礼」をします。
また多くの神社では初宮参りのご祈祷をお願いすることができます。
その場合、神社によって異なりますが「初穂料」として5000円〜1万円以上をお納めし、拝殿でご祈祷を受けます。所要時間は20分前後。
赤坂日枝神社では1万円以上の金額をお納めする必要があります。
②写真撮影
ここからはオプションです。
初宮参りに組み込まれているものではなく、してもしなくても良いものです。
赤坂日枝神社では、衣装のレンタル、着付けからスタジオ撮影までしてくれます。
商売繁盛の神様だけあって(?)、商売っ気感じますね。
③お食事
こちらもオプションです。
これもせっかく集まったのだからと、赤ちゃん生誕のお祝いも兼ねて食事会をすることも多いそうです。赤坂日枝神社では、こうした食事会もできるようです。
ワンストップサービス。
私たちの「初宮参り」
日取り、服装など
Kは8月生まれ。
初宮参りの日取りは暑さの落ち着く9月末にしました。
そしてお七夜と同様に遠方に住む祖父母は呼ばずに、私たち夫婦とKの3人でお詣りしました。
祝着を着ての抱っこは私が担当しました。
服装は、パパはネイビーのスーツ、私は妊娠中、戌の日詣りでも着用したセットアップ。
Kにはレンタルした祝い着のセットを着せました。
退院時に着せたベビードレスで出かけて、神社に入るところでセットの帽子とよだれかけを着用、お詣りのタイミングで祝着も着せました。
むちむちのほっぺよ。
当日の流れ
12:40 出発
「お昼の授乳が終わったら出かける」とスケジューリング。
当日は予定した通り、お昼過ぎに出発できました。
Kは2ヶ月手前、授乳間隔はほぼ一定かつ長くなっていたので、スケジュールが立てやすかったです。
初宮参りを遅めにするメリットの一つ。
13:30 ランチ
少し遅めになりましたが、
赤坂サカスにある赤坂離宮 赤坂本店でランチをいただききました。
久々の外食、久々の本格中華。とっても美味しかった。
お店にお願いすると、ミルク用のお湯がもらえました。
温度などを丁寧にヒアリングして持ってきてくださりました。ありがたい。
が、Kは全然飲まず。緊張しているのかと心配に。
14:40 授乳
赤坂サカス1階に授乳室とオムツ替え用の部屋があります。
この授乳室は綺麗ですが1人分しかない。
私の前は2人並んでいました。
30分ほど待って授乳。少し飲んでくれて安心。
15:30 ご祈祷受付
授乳後は日枝神社へ。
到着してすぐにご祈祷受付へ申請書と初穂料を提出しました。
その段階で、「○:○○のご祈祷です。」と案内を受けるので、その時間の少し前までに、拝殿へ向かうようにします。
15:30〜16:00 お詣り・写真撮影
受付後はお詣り。そしてご祈祷までの時間で記念写真を撮りました。
この時は普通のスナップショット。ちゃんとした写真は別日に写真館で撮ることにしていたからです。
撮影は時間がかかるだろうし、別日に設定して良かった。
初宮参り当日は、他の参拝客の方に家族写真を撮ってもらいました。
16:00 ご祈祷
所要時間は15分程度だったと思います。
他にも初宮参りと思しき赤ちゃん連れのご家族が数組。
泣いている赤ちゃんもいましたが、そこは同じ苦労を共にする同士。お互いに温かい共感の目で見守るような、そんな居心地の良い雰囲気でした。
ご祈祷後はお土産に、破魔矢とお守り、そしてお食い初め用のお膳などを頂きました。
ちなみにお土産の内容は、先に納めた初穂料の額に応じて「松」「竹」「梅」とランクが分かれています。
17:10 帰宅
ご祈祷が終わり拝殿を出たのが16:20頃。
そこから帰路につき、家に着いたのは17:00を回っていました。
19:00 おうちでお食事
晩ごはんは事前に注文しておいた、仕出しのお膳。
こちらの「青山御前 菊水」をお願いしました。
東京だけでなく神奈川県も一部配達エリアとなっています。
エリアごとに最低注文金額が定められていて、武蔵小杉界隈では1万円程度。
大人2人なら、1人あたり5000円以上のお食事を注文すれば配達してもらえることになります。
お食事は食器と共に届けられ、本格的な懐石(会席)料理が楽しめます。
お味も仕出しと侮ることなかれ、上品で深い味わい。
慣れないお出かけで少し疲れましたが、大切な日の締めくくりに家族でしっぽり、美味しいお食事がいただける幸せ。
タイムスケジュールまとめ
以上の当日の家を出てから帰るまでのスケジュールを
表にまとめてみました。
12:40 | 授乳後、家を出る |
13:30 | ランチ |
14:40 | 授乳室前に並ぶ |
15:10 | 授乳開始 |
15:30 | 日枝神社に到着、ご祈祷申込み |
お詣り、写真撮影 | |
16:00 | ご祈祷 |
16:20 | 帰路につく |
17:10 | 帰宅 |
所要時間は4時間30分。
ランチしてお詣りするだけですが、結構時間がかかります。
お詣り前に確認すべきポイント
①参拝・ご祈祷受付時間、事前申込みの要否
まずは神社の参拝時間や、ご祈祷の時間について確認します。
特にご祈祷については、事前に申込みをする必要があるのかも問い合わせておきます。
赤坂日枝神社は当日に随時受付というスタイルでした。
変則的になりがちな赤ちゃんとのお出かけですが、柔軟に時間調整できて嬉しい。
②授乳間隔
赤ちゃんとのお出かけであれば初宮参りに限ったことではありませんが、赤ちゃんの授乳間隔はきちんと把握しておく必要があります。
間隔がまだ開かない場合はお詣りだけにしておく等、無理のないスケジューリングをします。
③授乳室・オムツ台の場所
これも初宮参りに限ったことではありませんが、たとえお出かけ中に授乳をする予定がなくとも授乳室等の有無・場所は確認しておきます。
万が一、が実際は十が一くらいの高頻度で起こるのが赤ちゃんとのお出かけ。
④当日の食事
特に夫婦と赤ちゃんだけで初宮参りをする場合に、後回しにしてしまいがちな大人のお食事。
お出かけ前後の食事はどこで何を食べるか、しっかり予定を立てておくことをおすすめします。
特に帰宅後は慣れないことに疲れて食事を作る気力が湧かないことも。(私です)
ご紹介した仕出しを始め、何か買って帰るとか、とにかく楽に食べられるようにしておくと
未来の自分に感謝されます。
なかなか良かった、こぢんまりな初宮参り
親戚が集まるでもなければ写真館へも行かない、会食もない初宮参りでした。
ですが、一番大切なお詣りとご祈祷をしっかりできたし、何より夫婦+ベビの家族皆で力を合わせて長めのお出かけと行事を楽しめたことが、本当に嬉しかったです。