お食い初め・百日祝い
「お食い初め(おくいぞめ)」とは、我が子が一生食べることに困らないよう願いを込めてする儀式です。乳歯の生えてくる生後100日〜120日頃に行われるもので、「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれます。
内容としては、お食い初めのための祝い膳を準備し、その場に集った中での最年長者が「養い親」として赤ちゃんに食べさせる真似をすることになっています。
家で行うスタイルのほか、ホテルやレストランの「お食い初めプラン」を利用したお祝いも人気。
私たちは自宅でお祝いすることに。今回は遠方の両親も呼びました。
自宅でお食い初め。準備するもの
①祝い膳
お食い初めに欠かせないのが、赤ちゃんのための初めての食事である祝い膳。
正式には食器として脚付きのお膳と食事を盛るための塗りの食い初め椀が必要になります。
ただ現在は赤ちゃん食器などに盛り付けるカジュアルなスタイルも多く取り入れられています。実際、脚付きのお膳なんて、この時以外使いませんからね。
これからも使える可愛い食器を揃えて準備するのも合理的。
食事の内容は、一汁三菜。具体的には、
赤飯、
焼き魚(鯛の姿焼き)、
煮物(筑前煮)、
汁物(ハマグリのお吸い物など)、
香の物(なますなどの酢の物)
の五種類。
以前ご紹介したお七夜などのイベントメニューとかなり似ています。
お赤飯なんて、こう連続で炊くこともなかなかないですし
毎回自分で作っていたら腕が上がりそう。
②大人の食事
基本的には赤ちゃんのお膳にのせたお食事を大人も別によそって一緒に頂くことになります。
人数が多くなるなら仕出しを利用するのも良さそう。
③祝い箸
お祝い事の席なので、お箸は祝い箸を使います。
④歯固めの石
祝膳にはお食事の他に「歯固めの石」が必要になります。
売られているものもありますが、拾ってきたものでも問題ありません。
その場合は殺菌消毒する必要があります。
お食い初めの儀式
お食い初めでは最年長で赤ちゃんと同性の祖父母が赤ちゃんを抱いて、お箸の先で
料理と赤ちゃんの下唇とに交互に触れて、食べさせる真似をします。
順番については
というウェブサイトを参考にしました。
①お赤飯
②汁物
③お赤飯
④お魚
⑤お赤飯
⑥汁物
⑦歯固めの石
①〜⑥を三回繰り返し、
最後に⑦、という順番だそう。
他のサイトも見てみると、これらに加えてお煮しめや香の物にも触れるパターンもありました。
我が家のお食い初め
私たちはKが生まれて100日を過ぎた週末、両家祖父母を自宅に招いてお食い初めのお祝いをしました。
色画用紙などの100均アイテムで、手作りデコレーション。
我が家には、赤坂日枝神社へ初宮参りした際に記念品として頂いたお食い初め用のお膳とお椀のセットがあり、また「息子の初めての食事は私が作りたい!」という思いもあったので、料理は自分で準備することに。
赤飯、
焼き魚(鯛の姿焼き)、
煮物(煮しめ)、
汁物(ハマグリのお吸い物)、
そして香の物(なます)の五品を、
頑張って作りました。
歯固めの石は初宮参りをした神社から拝借。
煮沸消毒して使い、また返しました。
鯛の姿焼きも2回目となると慣れたもので、夫のヘルプも絶妙に良い感じに。
一番手間取ったのはお煮しめの野菜の飾り切り。
お花の型が家になくて包丁仕事で頑張ってみたんですが、これに時間と労力をかなり割くことになりました。大人しくDAISOへ走ればよかった。
あとはお刺身も準備しました。
Kの分はお食い初めのお膳によそって。
大人の分はお重やお皿に盛り付け。
お祝いっぽく華やかにできたかな。
テーブルがいっぱい過ぎてお重を開けられない。
しかもここでお煮しめの写真を撮りそびれるという痛恨のミス。
まあ良いよ、主役はこれなんだから。
と自分に言い聞かせて。
当日はお食い初めの儀式もしました。
ビデオ撮影も忘れず。
私が進行役をしましたが、実はちょっと間違えました。
まぁ気持ちが大事だから。←
良い思い出になりました。
自宅でお食い初め。他にしたこと
私たちはせっかく両家が集まったのだからということで、写真館で写真を撮りました。
家族勢揃い。前回同様、Studio Aliceで。
あとは生後100日きっかりに、こんなベタなのも。
だいぶ大きくなったね。
楽しい思い出がまたひとつ増えました。